小学1年生の時に今の実家である福島に越した。その場所は先日のブログで書いたように、庭の延長が水田で通学路に出るには庭から5メートル程の水田のあぜ道に沿った小道を抜けなければならない。小道に沿って歩けばチャポンチャポンとトウキョウダルマガエルが水田に逃げて行く。(その頃はトノサマガエルと思っていた)暫くするとまた同じあぜに上がっては水に向かって座っている。そうなるとこちらもまたあぜ道に沿って今度はダッシュで走る。するとまたチャポンチャポンと逃げた後また同じあぜにスッ~と戻り座っている。これを太々しく思い、同じところに戻る習性が解ったので、ジッと息を殺して待ち伏せしスッ~と戻ってきた瞬間すばやく手で捕まえると、もうそれは快感・・・。そこからこのトウキョウダルマガエルとの長い長い付き合いが始った。
最初の頃はミミズやら昆虫を目の前に落として食べるところを観察し、変態中のオタマジャクシを捕まえてみたり、スポイトを口に押し込んで何を食べているか見てみたり・・・最終的にはヘビに食べさせて食べられるところを観察し、食べたヘビを捕まえてしごいて吐き出させ・・・と子供は残酷です。
そして先日実家に帰省した際、同じ要領で捕まえた時に色々とトウキョウダルマガエルへの悪事を思い出し制作する思いが深まったという訳です。
懺悔と崇敬の思いを込めてカエルの森シリーズ 新作「トウキョウダルマガエル君DXver.』。
ちなみに雑誌等のインタビュー記事で「子供の頃カエルを食べた」というのは、トウキョウダルマガエルでは無く、7センチ級のニホンアカガエルの太ももです・・・。このいきさつはまたいつか・・・。