スオミ・フィンランド-Suomi Finland-


帰って来て暫くは時差と温度差で軽く夏バテ状態。今はやや回復しています。という事で、簡単な旅行記なんぞを。
まずは食べ物。主食はジャガイモとパン。といっても種類、タイプは豊富で特にモッチリタイプのフィンランド産ライ麦の黒パンは癖になる味。
屋内、屋外マーケットに必ずあるのが、魚介類を使ったオーブンサンド。サーモン、ニシン、バルトニシン、イワシ、ザリガニ、エビ等が定番。バルト海で穫れるSilakka/バルトニシンの刺身(たぶんマリネ用で生で売っている)は美味で感動(日本からワサビと醤油を持参)。
屋内、屋外マーケットには地産の野菜やキノコも豊富なので、自室で料理が出来ればマーケットを100パーセント楽しめたかに思う。次の機会があればアパートメントホテルを利用する方が楽しいかも。




一番の目的地である森。ヘルシンキから電車とバスを乗り継いで約1時間半でヌークシオ国立公園の入り口に。7月から9月頃まではベリーやキノコ摘みで多くの地元の人が訪れる。至る所に生い茂るブルーベリーを口にしながら気楽にハイキングを楽しめるところ。
フィンランド滞在中、2回訪れたが幸いにも理想的な良い天気に恵まれた。
Nuuksio National Park
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Sammakko/サンマッコ。ヨーロッパアカガエル。ヌークシオのビジターセンターに向かう途中に何やら気配を感じるも撮り逃がす。国立公園内の湖付近でやっと2匹目に遭遇し観察する事が出来た。日本と同様アカガエルは素早い。
ちなみにフィンランドでは生息する3種の蛙すべてが捕獲禁止。
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ヘルシンキのランドマーク、ヘルシンキ大聖堂。デカいです。
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今回は去年からシベリウスの音楽と森を目的にと予定を決めてたが、どうもこれは両立出来ないと知る。シベリウスフェスティバルがあるのは9月中旬で、すでにフィンランドは秋の紅葉のシーズン。緑の映える森は8月中旬まで。それで今回はシベリウスのお墓参り(アイノラ)と森へ目的を変更。
で、シベリウスが晩年過ごしたアイノラの墓標の前で記念撮影。
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次回、音楽と森の両立であれば、7月に湖に浮かぶ古城で開催されるサヴォンリンナオペラフェスティバルとシベリウスが創作のインスピレーションを得た北カレリア地方のコリ国立公園なんかは可能かも。
おまけ(お土産)
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ヘルシンキ市内の古本屋で見つけたニシンの料理本。どうやらスウェーデンの有名な魚のシェフの著書。
「Silli」が普通のニシンで「Silakka」がバルトニシンもしくはバルチックニシン。バルトニシンはニシンよりやや小ぶりで、バルト海のフィンランド湾で穫れた物または産卵した物を指すらしい。北欧では最も身近な食べ物なのでホテルの朝食にもニシン酢漬けが普通に置いてある。また、ヘルシンキ最古のイベント「ニシン市」が毎年10月に行われている。
なかなか日本では生のニシン、バルトニシンは手に入らないが、約100種類ほどのレシピが奇麗な写真とともに載っているし、しゃれたデザインの表紙も眺めているだけでなかなか楽しい。
古本屋の入り口に飾ってあったものを手に取って、13euroのところ馴れない硬貨で支払いにもたついていると、12euroでOKとまけてくれた。
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