去年もその前の年もイベントが重なって参加出来なかった学会にやっと今年参加出来ました。といっても2日目の10時までだったけど・・・。
今年の日本爬虫両棲類学会、年次大会は10月25、26日と栃木県総合教育センター(宇都宮)で開催されました。この年次大会は全国に散らばる爬虫両棲類の学術研究者が年に1度集まり、15分と限られた時間内で研究発表する総会です。1日目が爬虫類12講演、両棲類12講演、2日目が10講演づつとお昼を挟んで延々と淡々と続きます。まあほぼ5割は私のような素人にはチンプンカンプンな内容ですが、残りの5割は十分理解出来る内容もあり、かなり勉強になりました。特に福山欣司氏の講演で通説を覆すダルマガエルやトノサマガエルのメスが鳴く映像は貴重で面白かったです。
そして驚いたのが、この世界の大御所、松井正文氏やおなじみ千石正一氏、福山欣司氏等々そうそうたる顔ぶれの中、「カスミサンショウウオの現状および保護活動と遺伝的多様性の分析」と題して研究発表する高校生が居た事。発表後の質疑応答で容赦なく突っ込まれてましたが、あの若者は輝いていましたよ。
なんだかんだ楽しかったけど2日目の26日は2講演聞いて、午前10時には東京に向かわないといけなかったので止むを得ず退席しました。来年はもちろん最後まで講聴して、親睦会もぜひ参加したいと思っています。
大会関係者の皆様ありがとうございました。
写真は、尊敬する松井正文氏の講演「マレー半島産ホソウデナガガエル属について」